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2005年12月25日

スノーボードのホットワックス(2)

前の続きで、スノーボードの板のメンテナンス、ホットワックスの話。

前回は、ワクシングアイロンを使って、ベースワックスと滑走ワックスを塗って
スクレーパーで削って剥がす、を繰り返した。なので、その後はブラッシング。

あ、その前に。スクレーピングのこと。

手に持ったスクレーパーを手前に引くようにしたほうが力が入ると思う。
こんな感じ↓に角度を付けて持って、手前に引く。
スクレーパーの持ち方

とは言っても、オレもいろんな持ち方してるし、何度もやってるうちに、人それぞれ
削りやすい方法が見つかってくると思う。

ワックスのカスのこと。
塗ったワックスをスクレーパーで剥がすと、ワックスの削りカスがたくさん出る。
だから床の上に新聞紙やブルーシートを敷くわけだが、できれば削りカスは
すぐに掃除機で吸い取ったほうがいい。

いつの間にか削りカスが靴下に付いて、ちょっと歩いているうちに、作業エリア以外
の床にも削りカスが付いてしまう。そこがフローリングの床なら、あっというまに
ツルツルツルーと滑って危ない。だってワックスというかロウの成分だからね。

それと、板もスクレーパーもプラスチックや樹脂なわけで、この時期は乾燥してる
から静電気がものすごい。静電気のせいで、洋服や部屋のまわりのものに
削りカスが貼り付きやすくなる。だから早めに吸い取ったほうがいい。

ブルーシートの上で掃除機をかけると、掃除機のノズルがシートを吸い込んで
ズボボボボッという非常にウザくてタマラン状態になる。
そこで、オレは100均で「ブラシ付きノズル」を見つけて使っている。これなら
シートは吸い込まずに、削りカスだけうまく吸い取ってくれる。オススメです。
ブラシ付きノズル

あと、スクレーパーで板1枚(というか1セット)削るごとに、スクレーパーの角を
立てるよう、シャープナーを使ったほうがいい。というか断然ラクになる。

高い温度帯のベースワックスは軟らかいので、角が丸くなっているスクレーパー
でも削ることはできるが、滑走ワックス、とくに低い温度帯のワックスは硬くて、
角が丸くなったスクレーパーだとなかなか削れなくて疲れるだけ。

だからスクレーパーシャープナーを持っていたほうがいい。
オレは今までサンドペーパー(紙やすり、もちろん100円)を使っていた。
ペーパーを床に敷いて上からスクレーパーを立ててガリガリこすればいい。
今はエッジシャープナーをスクレーパー用に使っている。でもちょっと使いにくい。
スクレーパーの角たて

本当は専用のシャープナーが欲しいんだけどね。
ガリウム スクレーパーシャープナー(ケース付)
ガリウム スクレーパーシャープナー(ケース付)


ナチュラムで探したら、プロユースにも使えそうなモノがあった。
ガリウム スクレーパーシャープナーPRO
ガリウム スクレーパーシャープナーPRO


で、ブラッシング。

スクレーパーでも残ってしまうワックスを、ブラシを使って擦って剥がすのだ。
見た感じワックスは残ってないように見えても、ブラッシングすると白くて細かい粉が
大量に出てくる。これだけワックスがソール表面に残っていると、余計な摩擦を
起こして雪面との抵抗になってしまう、だそうな。

いろんなホットワックスの説明を読んだけど、中には、
ワックス→スクレーパー→ブラッシング、ワックス→スクレーパー→ブラッシング
というセットを繰り返すべし!、と書いてあるものがあった。

確かに、新たなワックスを塗る前には前のワックスを剥がしておいたほうがいい
のかもしれないけど、そこまで厳密にやらんでもええやん。

だから、現実的には
ワックス→スクレーパー、ワックス→スクレーパー、…、→ブラッシングで終わり
という方法のほうがラクだと思う。

なぜなら、スクレーパーでワックスを削って剥がすと削りカスが多く出るから、
こまめに掃除するためにも室内でやったほうがいい。
それと、スクレーピングは力を入れる作業だから、板を置くのは安定している場所
がいい。グラグラしない安定した作業台がないのなら、室内にシートを敷いて
本を置いた上に板を乗せ、床にヒザを付いて削ったほうが力が入る。

だが、その後のブラッシングは細かい粉のようなカスが出るので、屋外で
作業したほうがいい。室内でやったら静電気のせいで、洋服や部屋のあちこちに
粉が付いてしまう。掃除機で吸い取る前に舞ってしまうし。
それに、ブラッシングはそれほど力入れなくても大丈夫だしね。

というわけで、全工程の最後に1回だけブラッシングを屋外でやって終わりたい。

ホットワックスを自分でやろうと考えるくらい雪山に行く頻度が高い人なら、
スタッドレスタイヤを持っていると思うが、するとタイヤの保管場所のことも考えて
いるはず。ならば、こんなモノ↓をすでに持っていたりしないかい?
ヒント、横にしたモノ
なんだこれは?

というわけで、続きは次回。
はい、さようなら。

関連記事をまとめておくよ。
メイドインジャパンなスノーボード
スノーボードのホットワックス(1)
スノーボードのホットワックス(2)
スノーボードのホットワックス(3)



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Posted by snuf at 03:35│Comments(0)スノーボード
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